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4.6.9(2026-08-29)

IFILE(旧形式ファイルの取り込み)で大きなファイルを取り込むとメモリ不足でアプリが落ちる問題の修正を中心に、クラウド同期の同時編集、一覧のクリック、検索条件、行・列操作のあとに表の設定が消える問題、表一覧のクリックやクラウドの操作のあとに RV が別の表に飛ぶ問題などを修正したリリースです。

重要な変更

  • クラウド同期で、暗号化を確認できないファイルはクラウドへ送らないようにしました。 同じファイル ID で作成が競合したとき(409)に既存ファイルの鍵を取り直してから暗号化して送り、鍵が取れないときは同期を止めてローカルのファイルを保持します。同期の失敗は「クラウドストレージ」の一覧に残り、リトライ / 削除で対処できます。共有を外されたファイル(403)は「再試行には原因の解消が必要」、古い形式で鍵の無いファイルは「generate-key で移行」と案内します
  • IFILE で 300MB 級の旧形式ファイル(.mas)を取り込むと、解析の途中でメモリ不足になりアプリごと落ちる問題を修正しました。 旧形式ファイルを一括で解析してから書き込んでいたのを、ページを少しずつ読んでは書き込む方式に変えました。ファイルの大きさによらずメモリ使用量がほぼ一定になり、実際に報告のあったファイル(311MB・32,000 ページ)で取り込めることを確認しています。取り込み結果(ページ数・内容)は従来と同じです
  • クラウド同期で、同じファイルを同じ版から 2 人が同時に編集して保存すると、後に保存した方が黙って勝ち、先の編集が失われることがあった問題を修正しました。 保存の完了時にも版番号を照合し、競合したときは案内を出します
  • 行や列を動かす操作(DL / ML / IL / DC / MC / ICS / UNIT / SEPA など)のあと、ヘッド固定やデザインの設定が消えていた問題を修正しました。 あわせて、グラフのある表に ML / LDL / IL / DRL / 貼り付けをするとグラフが先頭行へ寄ってしまう問題と、DC で全列を消すと表題・ページ・表の色まで消える問題も修正しました

修正

  • EC / EL の開始行を尋ねる画面で、横ケイ線やセル、行番号、表の右側の余白をクリックして行を指定できるようにしました。途中の横ケイ線は直後のデータ行、最後のデータ行の直後は新しい行として扱います(MTFREE と同じ)。EC / EL の行指定は、項目行から最後のデータ行の次(表の下端のケイ線と同じ行番号)までだけを受け付けるようになりました(キーボード入力も同じ)。表題行・フォーマット行・項目行より上のケイ線を指定していた登録コマンドは行番号の直しが必要です。SETB:CC=セル値を入れる の設定でも行の指定はクリックで行番号が入ります

  • PUL などの行指定で、表の行を続けてクリックして複数行を積み上げたり、Shiftキーを押しながらクリックして範囲を指定したりできるようにしました

  • 編集中(E / EC / EL など)の Tab が、縦ケイ線を挟むと 1 桁ずつ余計に右へ進んでいた問題を修正しました。縦ケイ線は画面の表示やルーラーと同じく 1 桁として数えます(MTFREE と同じ)

  • DL / DCn(残す行・列を指定)を打ったあとに行や列をクリック・ドラッグで選ぶと、n,7-9, のように n の直後にカンマが入って実行できなかった問題を修正しました。n7-9, の形で組み立てられます(MTFREE と同じ受理形)

  • DIAデータ件数 を、データ行の範囲(最初のデータ行〜最後のデータ行)の行数に戻しました。以前は範囲の中の罫線行を数えていなかったため、「データ行 5〜11」と出しながら「4 件」と表示されることがありました(MTFREE と同じ数え方。Z40 も同じ値になります)

  • XY で、全セルが空白の行に由来する列の桁数が 2 になっていた問題を修正しました。MTFREE と同じく「その列のデータに 1 桁足した桁数」になり、データの無い列は 1 桁になります

  • CHFR などで表の上に別の表を開き直した直後に D を実行すると、現在の表の先頭ではなく切り替える前の表が表示されていた問題を修正しました。D が元の表へ戻るのは G のグラフ表・T の一覧・DW のワークエリアなどからの場合だけになります(MTFREE と同じ)。あわせて、グラフ表から D で戻ったあとに RV を続けて実行すると 2 回目以降が進まなくなる問題も直しています

  • IFILE で、種別が F / V でないファイルやページの無いファイルをスキップしたときの通知が、次のファイルの進捗表示で消えてしまっていた問題を修正しました。通知はシステムログにも残ります

  • IFILE で取り込みが途中で失敗したファイルは「途中(n ページ)まで取り込まれています。同じフォルダで IFILE を再実行すると上書きされます」と案内し、読み込み自体に失敗したファイルは「読み込みでエラーが発生しました(理由)」と区別して通知するようにしました

  • CTP で行番号で指定した行は、表の外にある行(ED で書いたオートプログラムの行)も変換されるようにしました(MTFREE と同じ)。A / 空入力はデータ行だけが対象です

  • DLA 指定が、DRL で引いた横ケイ線の行まで削除していた問題を修正しました。MTFREE と同じくデータ行だけを削除し、罫線などデータ行でない行は残ります

  • SH などの検索条件で右辺を空にした c2>= / c2> / c2<= / c2< / c2# が、エラーにならずに全行一致や 0 件になっていた問題を修正しました。c2= / c2<> と同じく「入力が不正です」になります(v4.6.8 のお知らせで「検索条件式に誤りがあります」と書いていたのは誤りで、実際の文言は「入力が不正です」です)

  • EDP のデザイン画面で、Caps Lock が ON のとき Ctrl+C / Ctrl+V / Ctrl+Z / Ctrl+Y が効かなかった問題を修正しました(Ctrl+Shift+Z は逆に Caps Lock ON のときだけ効いていました)

  • ファイル一覧で、ドライブ直下(ドライブがルートの場合を含む)のリンク済みファイルがクラウドの行と 2 行出ることがあった問題を修正しました

  • TF のファイル一覧・T の表一覧で、行の境界付近をクリックすると隣の行が開くことがあった問題を修正しました(押した行と離した行が同じときだけ確定します)。左端の行番号や右側の余白をクリックしてもその行が選べるようになり、マウスを載せた行が DSP の FILE パネルと同じ色で表示されます。ヘッダ行の余白をクリックすると入力欄に c7 のような文字が入る問題と、10 行ごとの区切り線が 1 行上に出ていた問題も修正しました

  • 表一覧の行をクリックして開いた表で、直後の DL などを RV で戻そうとすると、その表の編集前ではなく別の表(起動時に復元した表など)が表示されていた問題を修正しました。行クリックは R(裏画面の一覧では RB)と同じ経路で表を開くようになり、操作ログにも R とページが残ります。副画面や分割したペインの一覧から選んだ表はおもて画面に開きます(MTFREE と同じ)。クリック後は表一覧が表に差し替わります

  • クラウドの「ファイルを閉じる」(他端末での削除通知)やクラウドストレージで開いているファイルを削除した後に RV すると、閉じたはずの表が復活していた問題を修正しました。閉じる直前の状態に戻ります

  • バージョンプレビューをバナーの「閉じる」や復元で終えた後、裏画面の RV が終える前の状態を基準にできていなかった問題を修正しました

  • 画像オーバーレイの移動・サイズ変更・削除・前面/背面の操作が、RV で直前のコマンドごと戻っていた問題を修正しました。画像の操作だけを 1 手として戻せます。裏画面や分割したペインで画像を操作するとおもて画面の表に反映されていた問題も修正しました

  • TTF の一覧を画面送りした状態で RC / W / R / BT / MT などを実行すると一覧が先頭に戻っていた問題を修正しました。一覧の表示位置はコマンドをまたいで保たれます(D は先頭に戻します・アプリを再起動すると戻ります)。あわせて、BT / MT の一覧で行をクリックするとページ番号が入力欄に入るようになりました(続けてクリックで複数指定、Shift+クリックで範囲指定)

  • 参照画面の表の色が画面背景・配色の設定に追従しない問題を修正しました

  • DC などで列数が減ったとき、直前に表を右へスクロールしていると、残した先頭の列が実行直後に描画されず、別の操作をするまで空白に見えていた問題を修正しました。行数が減ったときの縦方向も同じように直しています

  • EDP のデザイン画面で、データ参照要素と表セルの「行」欄に T が打てず、1 が消せなかった問題を修正しました。入力中は値を確定せず、欄を離れるか Enter で T か 1 以上の整数だけを確定します。全角の ・数字も受け付け、別の要素を選び直すと未確定の入力は捨てられます

  • DCA(全列削除)の直後に、表題行と F= 行が画面から消えていた問題を修正しました。列が 0 本になっても表題行と F= 行を描きます(MT100 と同じく F= だけが残ります)

  • CTP の行方向で、フォーマット行のないページ(ED で作った文章ページなど)に A または空入力を指定すると何も変換されなかった問題を修正しました。原典どおり表題行以下すべての行が対象になります(フォーマット行のあるページは従来どおりデータ行だけ)

  • PF の印刷プレビューを開いた直後に同じ内容の PDF を 2 回生成していた無駄をなくし、初回表示までの待ち時間を短くしました(用紙・向きはデザインの実寸で最初から表示されます)

  • データベース接続エラーの通報に、例外の種類・SQLite の結果コード・発生した段階(開く / 初期化 / 読み書き / トランザクション)・対象(ローカル / クラウドキャッシュ / プレビュー)を含めるようにし、トランザクション失敗も通報の対象にしました。原因を早く特定するための変更で、ファイル名・パス・SQL・セルの内容などは送りません

  • コマンド実行中・オートプログラム実行中の想定外エラー、画面(メイン・グラフ・ヘルプ・参照画面・印刷の裏画面など)や内部プロセスの異常終了も通報の対象にしました。通報には発生経路(コマンド名は製品のコマンドだけ)と終了理由だけを含め、入力内容やファイル名は送りません。ユーザーの中断操作は通報しません

ヘルプ

  • EC / EL / PUL のヘルプに、行指定のプロンプトでは表の行をクリックして指定できることと、複数指定でのクリック・Shiftクリックの操作を追記しました
  • IFILE のヘルプに、取り込みが途中で中断されたファイルの扱い(一部のページが残り、同じフォルダで再実行すると上書きされること)を追記しました
  • CTP のヘルプの A / 空入力の説明を「データ行だけ」(表題行・フォーマット行・項目行・オートプログラムの行は含まない)に直し、項目行・表題行は行方向で行番号を指定したときだけ変換されることを追記しました。コマンドの説明から未実装のページモード変更の記述を外しました
  • DL / DC / CLS のヘルプの「削除したものは元に戻せません」を、直後に RV で復元できる案内に直しました。DLA の説明も「罫線などデータ行でない行は残る」に揃えました
  • TM のヘルプに、数値として読めない行の扱いがモードで違うこと(数値集計では 0 として数え、範囲別集計では行ごと除く)を追記しました
  • TC のヘルプの計算方法に KT(計行なし)を追記しました
  • XY のヘルプの「交換後、スペースになる行や列は削除されます」を、行・列が増減するのは縦横の項目数の違いによるもので、セルが空白というだけでは削除されないという説明に直しました
  • 検索条件式の書き方(! = OR / & = AND / 条件式の複数回入力 = AND、比較記号と * ?、全角や空白の扱い、入力エラーになる書き方)を 1 ページにまとめたヘルプを追加しました。Web マニュアルにも同じページを置き、SH / SHU / SHD と「検索・照合」からリンクします。「検索・照合」の「OR条件で複数指定可」は誤りだったので「複数回入力すると AND」に直しました