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4.6.11(2026-09-05)

印刷と入力まわりの大きな変更(CTP の 4 段入力、PF の面付けと改ページの併用、通常の表印刷への用紙横幅の反映)と、SLOG(診断ログ)の送信と、エラーの通報に含める内容の見直しを中心に、クラウドが使えない端末での通信停止と画面の案内、クラウドの表示と連携解除、罫線の色などを加え、表示の崩れや書式の欠落を修正したリリースです。

重要な変更

  • CTP の入力を「変更対象 → 方向 → 対象行・列 → 変換方式」の 4 段に揃えました。 旧 ShinMT の 3 段形式は自動補完しません。保存済みのオート・ユーザー登録コマンド・履歴を確認し、旧 3 段形式は先頭に変更対象を足して 4 段に直してください(CTP:2:2:3:CTP:1:2:2:3:、方向を省略した CTP:1:A:2:CTP:1:1:A:2:)。ページモード変更と倍角(変換方式 7〜10)は「未対応です。変更していません。」と表示し、データを変更せずオートの後続命令を止めます。詳しくはCTPのヘルプをご覧ください
  • PF の面付け(&N)で、改ページ(&F)が有効になりました。 これまでは改ページ前後の内容が各データの面に連結されていました。変更後は &F で用紙を区切り、その後の内容を新しい用紙の先頭枠へ配置します。レコードの境界では用紙を区切らず、空き枠へ次のデータの内容が続く場合があります。既存のデザインで &N&F を併用している場合は、出力ページ数や配置が変わります。印刷前にプレビューでページ数と配置を確認してください
  • 通常の表印刷で「用紙の横幅(桁上限)」を反映するようにしました。 横幅は開始桁と共通の基準桁で数え、文字ピッチやコンパクト・圧縮・倍角の設定では広がりません。上限を超えた罫線・文字・日時の表示は上限で切り、超えた内容は折り返しません。用紙横幅(PSET 10)の既定は「制限なし」なので、設定していなければこれまでどおりです。横幅を制限したくない場合は空欄にしてください
  • SLOG(診断ログ)に「送信」が加わりました。 これまではお使いの端末への保存だけでした。送信のたびに、何を送るかをカテゴリと件数で確認し、「送信」「保存だけ」「やめる」から選べます(既定は「やめる」で、押さなければ何も送られません)。送ったものはアップロードから約 90 日後に自動削除されます。オフラインのとき・大きさが 100 MiB を超えるとき・ライセンス情報がないとき・ログの世代を確認できないときは「送信」を出さず、理由を表示します
  • 診断ログの中身に、設定と状態のスナップショットを加えました。 設定のスナップショット・データファイルの整合性確認・直前の操作に加えて、ドライブの一覧(名前・場所・使用中か)、クラウド連携しているファイルの状態、ファイル一覧から除いたファイルとその理由、アプリの版数・OS と、端末・アカウント・ライセンスを見分けるための識別子が入ります。ファイル名と置き場所は含まれますが、今回加えた状態のスナップショットには表の中身を含めません
  • エラーの通報に、エラー文とエラーの起きた場所が含まれるようになりました。 これまでは例外の種類名と 1 か所だけで、通報から原因を特定できませんでした。場所はアプリの中の最大 20 か所までです。エラー文には、処理に失敗したファイルの名前や置き場所が含まれることがあります(4.6.9 まではこれらを送っていませんでした)。表のセルの値・ページの本文・SQL 文の中のデータは送らず、エラー文の中で二重引用符で囲まれた部分は伏せ字にします。クラウドとのやり取り・ファイルの読み書き・印刷・自動更新・画面の描画などで捕まえた失敗も、予期しないものは通報の対象になりました(オフライン・つながらない・時間切れ・操作の取り消し・終了中は送りません)
  • エラーの通報に、直前の操作が最大 5 件同梱されるようになりました。 記録するのはコマンド名と実行からの経過時間で、引数は原則として件数だけです(ページを選ぶ入力など、決めた入力でのみ、変数を展開する前の語が残ります。4.6.9 までは入力内容を送っていませんでした)。打鍵以外で入力欄に文字が入った操作は、引数を記録しません
  • クラウドをお使いになれないプランと、購読を停止したライセンスの端末で、クラウドとのやり取りを行わないようにしました。 同期・順番待ちの処理・常時接続を止め、保存・削除はお使いの端末の中だけで完了します。クラウドが使えない理由(プランが対象外・ライセンスの停止・共有相手やグループのプランが対象外)を画面でお知らせします(同じ状態が続くあいだ、繰り返しは出しません)。契約を戻したあとは、アプリを起動し直すとクラウドの処理が再開します

変更

  • 通常の印刷(P)に、印刷メトリクスの設定(文字間ピッチ・行送り・印刷開始桁・用紙横幅・コンパクト・1/2 圧縮・全体倍角)を追加しました。PSET の設定画面と印刷プレビューの両方から編集でき、片方で編集しても値は落ちません。文字間ピッチ・行送り・印刷開始桁・用紙横幅は印刷結果に反映し、コンパクト・1/2 圧縮・全体倍角は今回は保存だけです
  • 印刷メトリクスが効くのは編集できる表の印刷です。参照だけの表示は既定の値に戻り、PFEDP・グラフの窓には効きません。印刷日時はどの表示でも反映します
  • 面付けで複数のデザインページを使ったとき、画像・バーコードを対応するデザインページの内容に付けて印刷するようにしました
  • 入力待ちに、入力できる行・列の範囲や入力の形式を表示するようにしました。範囲で表せない入力や、表の外も受け付ける入力では範囲を出しません。表示だけの変更で、入力の受け付け方・オートの記録・計算結果は変わりません
  • 設定の配色に「罫線の色」を追加しました。従来のグレーに加えて MTFREE と同じ 8 色から選べ、既定は従来どおりのグレーです。印刷は黒のままです
  • ED で作ったページのコード行にも SETP で色を付けられるようにしました。対象の行が無いときは「対象の行がありません」と表示します
  • READ で表を開いたとき、列の幅より長いデータで列の区切りが読み取れない箇所があれば、開くたびに 1 回お知らせするようにしました。データは書き換えません
  • CPUT で、カンマ区切りの数値はカンマを除いた半角の数値に変換して書き出すようにしました(-1,234 も数値として扱います。単位や記号を含む値・引用符付きの値は文字列のままにします)
  • C コマンドの代入で、右辺が空白だけの式( =c1)を ""=c1 と同じ空欄化として受け付けるようにしました。受け付けるのは半角スペース・全角スペースとその混在で、タブなどは従来どおりエラーです
  • CDP の用紙を選ぶウィザードで、選んだテンプレートが収まらない用紙は選べないようにし、理由を表示するようにしました。既定の用紙が収まらないときは、向きを保ったまま収まる最小の用紙を最初から選びます
  • TC の「計算方法は」の候補に、各方式の説明を表示するようにしました(I (小計行を挿入)PP (小計ごとにページ分け・キー列表示) のように)。入力の仕方・オートの動作・計算結果は変わりません
  • クラウドのファイルを開いているあいだ、同じファイルを開いている人の数を表示するようにしました。名前は一覧で確認でき、表示名の無い人は「別のユーザー」と出します。メールアドレスは出さず、同じ人が複数の端末で開いていても 1 人と数えます。ほかに開いている人がいなければ何も出しません
  • クラウド上のファイルが更新されたお知らせに、更新した人の名前と、クラウドストレージを開くボタンを表示するようにしました。更新した人の情報は届いたものの表示名が空のときは「別のユーザーが更新しました」と出します(更新者の情報が届かない場合は、これまでどおり名前を出しません)
  • クラウド連携済みのファイルなら、同期が正常なときでも「紐付け解除」ができるようにしました。同期中・削除待ちのあいだは、処理の完了を待つよう示して無効にします。解除してもファイルはお使いの端末に残ります
  • 通信できずに送れなかった利用状況の記録を、お使いの端末にためて後で送り直すようにしました。ためられるのは 50 件までで、あふれた分と 24 時間を過ぎた分は捨てます。ログアウト・ライセンスの切り替え・アップグレードのときは、たまっている分を消します
  • [MANU]仕事は= の入力で ESC を受け付けるようにしました。無言で抜けます

修正

  • TCTT(キー列表示つきの計のみ)が T と同じ結果になっていた問題を修正しました。TTIIPP は、キー列の同じ項目名を省略せずに各行へ表示します。複数のキー列を指定したときに違いが出ます
  • CSV 形式から SGET で取り込んだ表に TC を掛けると、小計・総計が出ず素通しになっていた問題を修正しました。同じデータを MT 形式で取り込んだ表と同じ小計・総計が出ます
  • 列の幅より長いセルの内容が折り返されず、右隣の列に重なって表示される問題を修正しました。表示だけの問題で、保存されている値は無事でした
  • DC などで列数を減らしたあと、表が画面の幅より広い場合に、残した先頭の列が実行直後に描画されないことがある問題を修正しました
  • 明朝・太字・下線などの書式の内側にフォントサイズの変更が入っていると、PF テキストからの読み込みで外側の書式が失われていた問題を修正しました。フォントサイズはこれまでどおり反映します
  • 書式だけを付けて中身が空のとき、印刷プレビューに書式記号がそのまま出ていた問題を修正しました
  • 用紙を変更したときに、紙の中に収まっていても線や文字が出力されなくなる要素があれば、変更前に確認を出すようにしました
  • 用紙を変更したときに、書式だけ付いて中身が空の要素を「描かれている」と誤って数え、確認件数がずれることがあったのを修正しました
  • 起動時に認証(ライセンス)の確認ができなかったとき、画面が固まったようにならず「認証を確認できませんでした」と案内を出して再試行できるようにしました
  • クラウドの紐付けを解除しても、順番待ちに残っていた同期が後から走り、解除したファイルが再び連携されたり、クラウド側にファイルが二重にできたりすることがある問題を修正しました
  • mac の自動更新中に接続が切れたときに、更新が異常終了したり、そのまま止まってしまうことがある箇所を修正しました
  • サイドパネルでファイルを選んで開くとき、その直後に一覧が並び替わったり増減したりすると、別のファイルが開くことがある問題を修正しました。ファイルの種類(F 型 / V 型)の読み込み中に、F 型のファイルが一時的に V 型として扱われることがあった問題もあわせて直しました
  • オートの ?: で受け取った答えにコロンや引用符が含まれていると、答えが分割されて、余りが別の命令として実行されることがあった問題を修正しました。受け取った答えは 1 つの引数としてそのまま渡します
  • 回帰分析グラフの回帰式の桁数を旧マイツール(MTFREE)に合わせました。小数 7 桁・指数 3 桁で表示します(計算結果そのものは変わりません)

ヘルプ

  • PSET のヘルプに、印刷メトリクスの設定項目と、印刷に反映される設定・保存だけの設定の区別を追記しました。行送りの 3 択の排他と再選択時の既定値、開始桁の範囲、コンパクトなどが字形の高さ・行送りを変えないことも説明しています
  • C コマンドのヘルプに、文字列・空白の代入(列を空欄にする書き方)を追記しました。""=c1 で空文字、" "=c1 で半角スペースを書き込みます。引用符で囲まない半角スペース・全角スペースだけの式( =c1)は空欄化として受け付け、タブなどはエラーになります
  • 回帰・相関のグラフ(G7 / 11)で、縦軸・横軸のどちらかが空白または数値でない行は計算に含めないことをヘルプに明記しました。旧マイツール(MTFREE)は空白を 0 として計算するため、結果が異なることがあります
  • 重み列を指定した回帰分析で、重みが空白または数値でない行を計算に含めないことをヘルプに明記しました。これまでと同じ動作です
  • クラウドのファイル一覧に付く ⚠️(既定では 500 MB を超えるファイルの目印)は、同期に時間がかかることがあるという案内でエラーではないことを、DSP のヘルプとクラウド同期の利用ガイドに明記しました。TF の一覧には付きません
  • v4.6.9 の更新履歴から誤って消えていた修正 2 件(DC などで列数が減ったあとの先頭列の描画・EDP の「行」欄の入力)を元に戻しました