Appearance
C(CALCULATE)
四則演算・関数計算を行う
書式
c:計算式=書き込み先:機能
表の行・列・マトリックス・ワークエリアのデータを使って、四則演算や関数計算を行います。C命令を実行しなくても、入力行が「=」の状態でも同様に計算できます。
計算式入力
入力メッセージ: 計算式は
計算式を入力します。空入力で計算モードを終了します。
基本形式
計算式=書き込み先書き込み先(= の右側)を省略すると、計算結果はワークエリアの1列目(W1)に書き込まれ、画面がワークエリアの表示に切り替わります。元の表の画面に戻るには D(ディスプレイ)命令を使います。
入力の流れ
- 計算式を入力してEnter
- 計算が実行される
- 次の計算式の入力待ちになる
- 空入力で終了
セル選択による入力
計算式入力中に画面のセルをクリックすると、そのセルの座標(例: m5,3)が入力されます。
計算式の指定方法
セル・範囲の指定
| 指定形式 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| L行番号 | 行を指定 | L7(7行目) |
| C列番号 | 列を指定 | C3(3列目) |
| M行,列 | マトリックス(セル)を指定 | M9,7(9行7列目) |
| @項目名 | 項目名で列を指定 | @数量 |
| W列番号 | ワークエリアを指定 | W1 |
| X | 裏画面 | X |
| Y | 参照画面 | Y |
特殊指定
| 指定 | 説明 |
|---|---|
| H | 先頭(行または列) |
| T | 最終(行または列) |
| N | 除外指定 |
文字列・空白の代入(列を空欄にする)
文字(abc=c1 のように)はそのまま代入できます。代入する値が半角・全角スペースのみ(混在も可)なら、""=c1 と同じく列を空欄にします。スペースそのものを書き込むには、ダブルクォート " で囲んでください。文字を含む未クォート文字列の途中の空白や、クォート空文字の後の空白はエラーになります。
| 入力 | 結果 |
|---|---|
abc=c1 | 1列目に abc を入れる(クォート不要) |
""=c1 | 1列目を空文字にする |
" "=c1 | 1列目に半角スペースを入れる |
" "=c1 | 1列目に全角スペースを入れる |
=c1(半角スペースのみ) | 1列目を空文字にする(空欄化) |
=c1(全角スペースのみ) | 1列目を空文字にする(空欄化) |
=c1(半角・全角スペースの混在) | 1列目を空文字にする(空欄化) |
a b=c1(文字を含む未クォート文字列) | エラー |
"" =c1(クォート空文字の後に空白) | エラー |
注意: シングルクォート ' は文字列リテラルになりません。''=c1 はエラーになりませんが、シングルクォート2文字 '' がそのまま書き込まれ、空欄にはなりません。
演算子・関数一覧
四則演算
| 演算子 | 説明 |
|---|---|
| + | 加算 |
| - | 減算 |
| * | 乗算 |
| / | 除算 |
| MOD | 剰余(余り) |
| ** | べき乗 |
主な関数
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| SUM | 合計 |
| ABS | 絶対値 |
| SQR | 平方根 |
| SIN, COS, TAN | 三角関数 |
| RAND | 乱数 |
使用例
列同士の計算
c:c2*c3=c4:実行前:
| 商品 | 単価 | 数量 |
|---|---|---|
| りんご | 100 | 5 |
| みかん | 80 | 10 |
実行後:
| 商品 | 単価 | 数量 | 金額 |
|---|---|---|---|
| りんご | 100 | 5 | 500 |
| みかん | 80 | 10 | 800 |
2列目と3列目を掛け算し、4列目に書き込みます。
セルの計算
c:m1,2+m2,2=m3,2:[1,2]と[2,2]のセルを足し算し、[3,2]に書き込みます。
関数の使用
c:sum(c3)=m10,3:3列目の合計を[10,3]に書き込みます。
制限事項
| 項目 | 制限値 |
|---|---|
| 計算式の長さ | 半角100文字、全角50文字以内 |
| 最大有効桁数 | 34桁 |
| 小数点以下精度 | 14桁 |
- 行と列を混在した計算はできません
- 文字位置指定で置換区間外の文字(端空白を含む)が失われる場合、反映前に
<r>キーで確認します。Esc で中止できます - 1 行で続けて入力した場合は、続く値が確認への応答として使われます